およそ10万年も前から人類の暮らしに寄り添ってきた楊枝。
あまりにも身近でささやかな存在だから、
ふだんは気を留めることもないけれど、なければないで、ちょっと困る。
手にして使ってみれば、「ああ、これこれ」としっくり来る。
楊枝って、意外と替えのきかない存在なんです。
私たち菊水産業が守りたいのは、
そんな小さくてもロングライフなものづくり。
楊枝づくりが地場産業として栄えた河内長野市で、
もっとも小さな製造元だった私たちは、今もこの地に根を下ろし、
創業のシンボルである黒文字楊枝から爪楊枝、箸、キッチンツールまで、
木や竹など自然素材を生かした食の道具を全国にお届けしています。
日本の知恵が宿るいいものを、これからもずっと。
皆さまにとって替えのきかない存在になれたら、うれしく思います。
明治期より、国内随一の楊枝の産地として名を馳せた大阪・河内長野市。菊水産業は、その伝統を受け継ぎ、今なお当地で丸軸型爪楊枝の生産を続ける唯一の製造元です。
「地場産業を残すことは地域を残すこと」。今日もそんな思いで、ものづくりと向き合っています。
爪楊枝の里、河内長野市で1960年創業。お客様の声に耳を傾け、常識に囚われない発想で「それ、ええやん!」なモノ・コトをつくります。